2026/06/29 15:57


チョコレートジェラートと聞くと、多くの人は「どのチョコレートを使っても同じでは?」と思うかもしれません。しかし実際には、チョコレートには明確な品質基準があり、その違いは味わいに大きく現れます。

Carina Gelato Factoryのプレミアムチョコレートジェラートには、「クーベルチュールチョコレート」と呼ばれるチョコレートを使用しています。

クーベルチュールとは、フランス語で「覆う」という意味を持つ言葉です。
製菓用として開発された高品質なチョコレートで、国際基準ではカカオバター31%以上、総カカオ分35%以上を含むことが条件とされています。
つまり、どんなチョコレートでもクーベルチュールと名乗れるわけではありません。
十分なカカオ分とカカオバターを含むことで、口どけの良さ、香りの豊かさ、そして奥行きのある味わいが生まれます。

私たちが使用しているのは、ガーナ産カカオ豆のみを使用したクーベルチュールチョコレート。
力強いカカオ感を持ちながらも、過度な苦味や酸味がなく、まろやかでバランスの良い風味が特徴です。
チョコレートそのものを味わうだけでも十分においしい品質ですが、私たちはそれをジェラートへと仕立てていきます。


実は、良いチョコレートを使うだけでは、おいしいチョコレートジェラートにはなりません。
重要なのは、チョコレートの魅力をどう引き出すかです。
そこで欠かせないのが「乳化」という工程です。

チョコレートには油分であるカカオバターが含まれています。
一方、牛乳や生クリームには水分が含まれています。
本来なら混ざりにくい油と水を、均一になめらかに結びつけるのが乳化です。
この工程を丁寧に行うことで、チョコレートの香り成分が全体に広がり、口当たりも驚くほど滑らかになります。

料理で例えるなら、材料をただ混ぜ合わせるのではなく、それぞれの素材が最もおいしく感じられる状態まで整える作業と言えるでしょう。
見た目には地味な工程ですが、このひと手間が味わいを大きく左右します。


Carina Gelato Factoryのプレミアムチョコレートジェラートは、北海道産牛乳と生クリームをベースにしています。
クーベルチュールチョコレートの濃厚なコクをしっかり感じられながらも、後味は驚くほどすっきり。
それはジェラート本来の特徴である乳脂肪分のバランスと、丁寧な乳化工程によるものです。

口に入れた瞬間は豊かなカカオの香りが広がり、続いてミルクの優しい甘み、そして最後に心地よいほろ苦さが残ります。

甘いだけではない。
苦いだけでもない。

チョコレート本来の複雑で奥深い魅力を楽しめる一品です。


プレミアムチョコレートジェラートは、単にチョコ味のジェラートではありません。
良質なクーベルチュールチョコレートを選び、その風味を最大限に引き出すために乳化という工程を丁寧に行い、北海道産の牛乳と生クリームでまとめ上げた一品です。

チョコレートが好きな方ほど、その違いを感じていただけるはずです。
ぜひ一口目はゆっくりと。
カカオの香りが広がる瞬間を楽しみながら味わってみてください。